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旧ソ連製のヴィンテージ機が空を飛ぶ北朝鮮の「高麗航空」 サービス、食事は不評も…飛行機マニアにとっては「天国」だった

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旧ソ連製のヴィンテージ機が空を飛ぶ北朝鮮の「高麗航空」 サービス、食事は不評も…飛行機マニアにとっては「天国」だった

平壌国際空港から葛麻(カルマ)新国際空港までのフライト後、「ツポレフ Tu-154」のエンジンカヴァーの点検をするパイロットたち。PHOTOGRAPH BY ARTHUR MEBIUS 平壌国際空港から葛麻(カルマ)新国際空港までのフライト後、「ツポレフ Tu-154」のエンジンカヴァーの点検をするパイロットたち。PHOTOGRAPH BY ARTHUR MEBIUS

これまでにメビウスは10種類の航空機で24回飛んだが、大半は客がほとんどいなかった。遊覧飛行は1回約200ドル。ときおり観光があるが、名物となるのはなんといっても飛行機そのもので、離陸だけでもなかなかの見ものだ。

バイロットが飛行前のルーティンとしてタイヤをつついて膨らみを確認する。旧式の制服を着た客室乗務員たちが、乗客を案内する。そしてついに、耳をつんざくような轟音とともにエンジンが動き始める。「ちょっと怖いくらいです」とメビウスは述べる。「音。旧式のデザイン。この不思議な共産主義国。そのなかで“パーティー”が始まるんです」

離陸後、メビウスはカメラ「FUJIFILM X100T」を持って機内を歩き回る。搭乗員に写真撮影の許可を求めるのは、自然なショットを撮影できなくなるのでやめてしまった。「北朝鮮の人たちにとって、いい写真というのは、カメラをじっと見ている写真、ポーズをとって誇らしげな写真、カメラを意識した写真なのです」と彼は語る。「もちろん、わたしが撮りたいのはそういった写真ではありません」

太陽の下で撮影されたメビウスの静謐な写真は、まるで何十年も前に撮影されているかのようだ。それは、もともと過去からやってきたかのようなこの国のミステリアスな雰囲気を、さらに強めている。

なお、メビウスの一連の写真は2017年6月20日に写真集『Dear Sky』として発売されている。

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