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平昌五輪の新種目「ビッグエア」支えた美しき巨大建造物 迫力の舞台はこうして作られた

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平昌五輪の新種目「ビッグエア」支えた美しき巨大建造物 迫力の舞台はこうして作られた

 平昌冬季オリンピックで初めて、スノーボードの新種目として採用されたビッグエア。ダイナミックな技の共演に目を奪われるが、全長150m近くに及ぶコースがどのようにつくられるかは謎に包まれている。華やかな舞台を支える巨大建造物が完成するまでのプロセスを振り返った。

韓国・平昌のアルペンシア・スキージャンプセンターに設置されたビッグエアのスロープ。PHOTO: AFLO 韓国・平昌のアルペンシア・スキージャンプセンターに設置されたビッグエアのスロープ。PHOTO: AFLO

スノーボードのビッグエアが、平昌冬季オリンピックから正式種目として採用された。公式ルールで定められた傾斜角のキッカー(ジャンプ台)は自然界には存在しない。つまり、人の手でつくり上げなければならないのだ。

世界各地では年間10回前後、国際大会が開催される。そのたびに、完璧に組織された設営チームがスポーツスタジアムから駐車場まで、さまざまな会場で作業を行う。

その顔ぶれはエンジニアや氷の供給業者、人工雪をつくる人たち、クレーンのオペレーター、設備作業員、構造デザイナーなど、実に多彩だ。選手たちは平昌につくられた過去最大級のキッカーから、力強いジャンプを決めてくれることだろう。

マサチューセッツ州オーバーンに拠点を置く大型装置の設営会社ConsultantZeeの代表者マイケル・ゾレナは、「クレイジーなプロジェクトです。本当に、この仕事が大好きなんです」と話す。

ゾレナはこれまで、世界中で数々の巨大建造物の設営に携わってきた。ニューヨークで開かれたアイ・ウェイウェイ(艾未未)の展覧会では、巨大なパブリックアート作品(金属ワイヤーが使われており、総重量は9tだ)を、ドバイでは球体プロジェクションシアターを手がけた。

コースは会場ごとにオーダーメイド

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