産経ニュース

NASAが密かにテストする、形状記憶合金の「動く翼」 無人機による実験現場に潜入

WIRED WIRED

記事詳細

更新


NASAが密かにテストする、形状記憶合金の「動く翼」 無人機による実験現場に潜入

飛行中には、翼を0度から70度の間で上下に「折り曲げる」動作が繰り返された。NASAの航空宇宙工学技術者で、このプロジェクトの研究主任であるマット・モホルトは、「素晴らしい成果です。この機体は非常に順調に飛び、挙動にも問題はありませんでした」と語る。

チームは当初、2日間で合計6回の飛行を予定していた。「機体がとても順調に飛んでくれたので、予想していたよりもずっと効率よく、さまざまな機動を試すことができました。その結果、わずか3回の飛行を行っただけで、すべての研究データを集め終えてしまったほどです」

形状記憶合金を採用したワケ

形状記憶合金は、温度の変化に反応して伸縮したりねじれたりする金属だ。この機体では形状記憶合金が、長さ約25.4cm、直径約1.3cmのトルクチューブに収められ、両端には溝が切られている。

合金の成分は、このプロジェクトに参加しているNASAグレン研究センターの研究者の手によって、ヒーターで制御された温度変化だけに反応するよう調整された。砂漠の熱い日に太陽の熱に反応しては困るからだ。

チューブの中央部分にあるグラファイトヒーターが温度を上げると、やがて合金がねじれて、翼を動かし始める。このスパンワイズ適応翼の場合、合金はニッケル、チタニウム、ハフニウムからなるのだという。

続きを読む

このニュースの写真

  • NASAが密かにテストする、形状記憶合金の「動く翼」 無人機による実験現場に潜入