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NASAが密かにテストする、形状記憶合金の「動く翼」 無人機による実験現場に潜入

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NASAが密かにテストする、形状記憶合金の「動く翼」 無人機による実験現場に潜入

 米航空宇宙局(NASA)が、主翼の先端が上下にスイングする飛行機の研究開発を行っている。最大の特徴は、翼を動かすために形状記憶合金を使っていること。NASAは翼を自在にコントロールすることで何を目指しているのか--。その答えを求めて、『WIRED』US版は広大な砂漠で行われている無人機によるテストの現場に潜入した。

PHOTOGRAPH COURTESY OF WIRED US

ロサンゼルスから北東へ160kmほど車を走らせて、広大な砂漠地帯に入る。すると、やがて干上がった湖底(ロジャース乾湖)の広大な広がりに足を踏み入れることになる。

そこは決して風光明媚な観光地というわけではない。だが、米航空宇宙局(NASA)アームストロング飛行研究センターのエンジニアたちにとって、66平方マイル(約171平方キロメートル)にもおよぶ平坦で乾燥した硬質粘土の土地は、革新的な試験機を飛ばすのに理想的な滑走路なのだ。

2018年2月、アームストロング飛行研究センターの上空を、尾部と翼端を白く塗った黒い航空機が飛んだ。遠隔操作されていた機体には、NASAのロゴに加えて、「Area-I」というロゴも飾られている。Area-Iとは、この技術評価研究試作機をつくった会社のことだ(この機体は、技術評価研究試作機:Prototype Technology-Evaluation Research Aircraftの頭文字から「PTERA(プテラ)」と呼ばれている。ジュラ紀後期の翼竜「プテロダクティルス」を想起させる略称だ)。

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