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米、「5Gネットワーク」構築で中国に遅れ 大容量通信を「贅沢品」…都市も農村も情報格差

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米、「5Gネットワーク」構築で中国に遅れ 大容量通信を「贅沢品」…都市も農村も情報格差

米国と中国の圧倒的な差

 トランプ政権は現在、この草案で説明されたようなことはまったく計画していないと述べている。そしてこの問題は「国有化」(これまた米国では下品な言葉)という脆い議論と、米国の無線通信は民間市場の競争が激しいというフィクションとの間の、ほとんど意味のない宣伝工作競争へと変質してしまった。

 計画のリークを受けて、連邦通信委員会(FCC)のアジット・パイ委員長が「イノベーションと投資の促進に最も適任なのは、政府ではなく市場だ」と強く主張。無線業界団体を主導するメレディス・アットウェル・ベイカーも、「政府が追求すべきは、米国の無線業界が4G競争に勝利できるようにする自由市場政策だ」と同調したのだ。

 しかし、こうした議論からは、絡み合う2つの真実が完全に抜け落ちている。

 まず、光ファイバーを至るところに張り巡らさなければ先進の5G無線ネットワークは実現できないが、米国にはそれがない。これに対して中国は、国全体のアップグレードを進めているところで、家庭や企業へ新たに2億件の光ファイバー接続をもたらすという目標の達成へ日に日に近づいている(米国の光ファイバー接続は1,100万~1,400万件だ)。中国の工業情報化部は先日、西洋企業と日本企業への依存を減らせるように、国内メーカーに対してハイエンド光通信システムの生産強化を求める5カ年計画を発表した。

 これらが意味しているのは、大容量ネットワーク接続を必要とするような、新しいさまざまな用途を試す実験室になるのは中国であり、米国ではないということだ。

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