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地上最大の光学望遠鏡「マゼラン望遠鏡」の建設に立ちはだかる“強風” 航空宇宙企業「ボーイング」に白羽の矢

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地上最大の光学望遠鏡「マゼラン望遠鏡」の建設に立ちはだかる“強風” 航空宇宙企業「ボーイング」に白羽の矢

そこで着色された水を流水に注入し、3Dプリンターでつくった建設予定地のレプリカの周囲をどのように流れるのか調べた。そして、満足する結果が得られるまで予測モデルの微調整を続けたのである。

こうしたすべての取り組みは、長期的に運用する際に必要となってくる判断を下すのにも役立つだろう。マッカーシーは、「熱と振動の両方の問題に対して最適な判断を下すデータを、ボーイングはわたしたちに提供してくれています。そのデータは、こうした要素に関して格納ドームをどう微調整すればいいのかという手引きとなるだけでなく、実際に稼働している排気システムを、状況が変化した際にどう制御すればいいのか判断するガイドにもなります」と説明する。

「排気システムは、ある特定の状態に対して最適化されていても、風や角度や望遠鏡が変化した場合を想定してはいない可能性があります。わたしたちはそうしたときに、望遠鏡の運用スタッフを手助けできるデータベースを手にできるのです。これは10億ドル規模のプロジェクトです。確証のない推測などしたくありません。わたしたちは系統的なアプローチをとりたいのです」

軍需産業の企業が、自社製品をできる限り多くの市場に活用しようとすることには、何の不思議もない。実際いくつかの企業は、こうした独自の拡張的発想を主力事業に採り入れている。ロッキードは、自社内の各事業間でブレインストーミングや人材シェアリングを推進するための評議会や協力体制を立ち上げ、可能な限り多様な潜在的顧客の獲得に向けた革新促進を目指している。

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