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地上最大の光学望遠鏡「マゼラン望遠鏡」の建設に立ちはだかる“強風” 航空宇宙企業「ボーイング」に白羽の矢

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地上最大の光学望遠鏡「マゼラン望遠鏡」の建設に立ちはだかる“強風” 航空宇宙企業「ボーイング」に白羽の矢

 完成すれば地上最大の望遠鏡となる「巨大マゼラン望遠鏡」。その建設に力を貸している意外な企業が、航空宇宙企業のボーイングだ。同社は航空力学に対する知見を、いかに巨大望遠鏡の建設に応用しようというのか。

2022年に完成すれば、地上最大の望遠鏡となる巨大マゼラン望遠鏡(完成予想図)。だがその大きさゆえ、強風が難題として立ちはだかる。IMAGE COURTESY OF GIANT MAGELLAN TELESCOPE

南米チリの高地にあるアタカマ砂漠は、天体観測にうってつけの場所だ。乾燥した空気と、居住者がほとんどいない環境は魅力的であある。このためヨーロッパ南天天文台、カーネギー研究所、そしてチャナントール天文台は、この地域の山頂付近に複数の望遠鏡を設置している。

ただ、砂漠の風が問題になる。壮大だが繊細で精密な機器を囲う格納ドームとその周囲を、すさまじい風が吹き荒れるのだ。これまで天文台はそうした問題に、乱気流のなかでも鏡を安定させる重い架台と頑強な構造で対抗してきた。しかし、力づくで踏ん張るエンジニアリングには限界がある。

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