産経ニュース

飛行機に搭乗する際の「待ち時間」は早くならない その理由は航空会社の収益構造にあった

WIRED WIRED

記事詳細

更新


飛行機に搭乗する際の「待ち時間」は早くならない その理由は航空会社の収益構造にあった

 飛行機に搭乗するまでに待たされる時間の長さにうんざりしている人は多いだろう。乗客を収容して飛び立つまでの時間が長くなるほど、航空会社の利益率は悪くなる。だが、各社には「それでも」おいしい思いをできる理由があった。

PHOTO: GETTY IMAGES PHOTO: GETTY IMAGES

大人1人に必要な座席スペースはどのくらいか。食べ物と呼ぶに値する機内食は何か。小さなボトルワイン1本の値段はいくらにすべきか--。こうした話で航空会社とあなたの意見が一致するものなど、ひとつもないように思うかもしれない。

しかし、次の点では確実に両者とも意見が一致するだろう。「搭乗までにかかる時間が長すぎる」ということだ。

旅行者にとって、搭乗手続きほど面倒なものはない。「このバッグは大丈夫よ! 上の荷物入れに入るったら! この前は入ったんだから!」などと言い張る人々を眺めなければならない。それはつまり、狭苦しい飛行機の座席で過ごす時間がそれだけ長くなることを意味する。

一方、航空会社にとって、搭乗手続きが長引くことは減収を意味する。航空業界は利益率が低い。駐機場で過ごす余分な時間は、たとえ1秒でもお金にならない時間としてカウントされるのだ。

この時間は「ターンアラウンドタイム(Uターンの時間)」と呼ばれる。着陸した飛行機から乗客と荷物を降ろし、機内を清掃し、燃料を補給し、備品や食料などを補充し、新しい乗客と荷物を乗せ、再び出発するまでの時間だ。

これをまるで複雑なダンスのようだと表現するのは、オハイオ州立大学航空工学研究センターで講師を務めるマーティン・ロットラーだ。ただし、この“バレエ”では人間性まで振り付けするのは難しい。「乗客を搭乗させるプロセスは、後ろのほうにいるぎこちないダンサーのようなものなのです」とロットラーは言う。

続きを読む

このニュースの写真

  • 飛行機に搭乗する際の「待ち時間」は早くならない その理由は航空会社の収益構造にあった