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「幸せ」はお金で買えるが“限度額”があり、先進国ほど相場も高かった 米研究結果

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「幸せ」はお金で買えるが“限度額”があり、先進国ほど相場も高かった 米研究結果

 幸せは「買う」ことができるのか--。哲学的ともいえる永遠の命題に一定の答えが出された。このほど発表された研究結果によると、なんと幸せには「値段」があり、“購入”できる金額には限度まで存在するというのだ。果たしてわたしたちは、いくらあれば幸せを手にできるのか。

PHOTO: ZAKOKOR/123RF PHOTO: ZAKOKOR/123RF

金銭的に満たされない生活を送ったことのある人なら、ギャンブルや宝くじで一攫千金を夢見たり、玉の輿に乗る妄想をしたりした経験があるかもしれない。お金で問題を解決したいという欲求は、人間の習性といえる。生活が一定水準に達するまでは純粋な「幸福感」に浸る余裕はなく、ネガティヴな感情を抱きがちだ。

これまで、お金は何かと何かを繋ぐ媒体のようなものと考えられてきた。現在のところ、もっぱらモノとそれを購入する消費者の間で使われたり、コトへの対価として支払いのために使われたりしている。しかし、お金を「幸せになる」ために使えるとしたらどうだろう。果たしてどれほどの所得があれば、幸せを“買う”ことができるのだろうか。そして、その額には上限はあるのだろうか?

お金で買える幸せには「飽和値」がある

2018年1月、学術誌「Nature Human Behavior」で発表された研究は、個人でどの程度の年収があれば、生活満足度や感情的安定からくる「幸福感」を得られるのかというヒントを教えてくれる。幸福感の定義は、一般的にお金が少なすぎると衣食住が満たされていたとしても生活満足度が低くなり、「幸福度」が下がってしまうという前提に基づいている。

今回の研究では、幸福は所得と比例しないことが明らかになった。しかも興味深いことに、所得が増え続けたとしても幸福度は頭打ちになってしまい、その後はむしろ下がってしまうことがある。お金で買える幸福には、「飽和値」が存在するのだ。

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