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人工知能が、脳を刺激して「記憶力を向上」させる方法を見つけ出した:米研究結果

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人工知能が、脳を刺激して「記憶力を向上」させる方法を見つけ出した:米研究結果

脳の計測における最高のデータは頭蓋骨の中から取ったものだ。しかし人々(と治験審査委員会)は普通、科学の名のもとに頭をかち割ることをよしとしない。

そこでカハナたちは、25人のてんかん患者の協力を得た。てんかんの発作に関係する脳波を調べるため、患者たちの脳内にはひとりにつき100~200の電極が埋め込まれている。カハナらはこのインプラントを利用し、記憶作業中の脳の動きを高分解能で記録したのだ。

まず研究者たちは、何かを記憶しようとしているときの脳の様子をおおまかに理解した。患者が単語を読んで習得する際、カハナらは埋め込まれたそれぞれの電極から1秒あたり数千ボルトの電圧を測定。その後、患者たちに覚えた単語を思い出してもらう。このとき、記憶するときの脳のパターンと忘れるときの脳のパターンのデータを収集した。

それを何度も何度も繰り返す。同じ試験内容のテストを2~3回ずつ繰り返したところで、彼らはそれぞれの患者がどの単語を覚えているかを予測するアルゴリズムをつくるのに十分な量のデータが集まった。もとにしたのは、電極反応のデータだけだ。

できたのは、脳のペースメーカー

重要なのは、この電極は脳の神経活動を読み取るだけではなく、活性化させることもできる点だ。そこで研究者たちは、脳の記憶能力をリアルタイムで向上(彼らは「レスキュー」と呼ぶ)させようと試みた。

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