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仮想通貨の「詐欺」が止まらない 浮き彫りになってきた「ICO」の問題点

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仮想通貨の「詐欺」が止まらない 浮き彫りになってきた「ICO」の問題点

 仮想通貨を巡る詐欺や不正が相次いで問題化している。仮想通貨の発行によって資金を調達するイニシャル・コイン・オファリング(ICO)を実施して姿をくらませるスタートアップなど、詐欺まがいの手法が横行しているのだ。ここから浮かび上がってくる仮想通貨やICOという仕組みの問題について、改めて考察する。

PHOTO: PRIMA91/123RF PHOTO: PRIMA91/123RF

このほどフェイスブックは、仮想通貨(暗号通貨)に関する広告を自社の全プラットフォームで禁止する方針を明らかにした。同社はブログで、仮想通貨の発行によって資金を調達するイニシャル・コイン・オファリング(ICO)など新しい通貨への投資を呼びかける広告の多くは、「現状では誠実に運営されていない」と述べている

この主張は的を射ている。例えば、1月25日にネットの世界にいきなり現れたリトアニアのProdeumというスタートアップはICOを実施したが、28日の夕方には行方をくらました。

12ページに及ぶProdeumのホワイトペーパーには、ブロックチェーンのプラットフォームである「Ethereum」(イーサリアム)を使って果物や野菜のデータベースを構築すると書かれていた。奇抜に聞こえるかもしれないが、まったく新しいアイデアというわけではない。

相次ぐ仮想通貨の詐欺事件

彼らは5,400イーサ(約650万ドル=約7億1,600万円)の調達を目指すとしていたが、メキシコ料理チェーン「チポトレ・メキシカン・グリル」のブリトー2つ分にも満たない額を集めたあとで、忽然と姿を消した。華々しく洗練されたウェブサイトも消え去り、真っ白のページには「ペニス」という挑発的な単語が一言残されているだけだ。

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