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ネット通販の隆盛で、「ロボット・ルネサンス」は加速する いかに機械は「倉庫」から進化を遂げるのか

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ネット通販の隆盛で、「ロボット・ルネサンス」は加速する いかに機械は「倉庫」から進化を遂げるのか

仕事のオートメーション化は、新しいことではない。1700年代終わりの米国では、90パーセントの人が農業に従事していたが、2012年にはその値は1.5パーセントになっていた。

倉庫の仕事は根本的に異なるものではあるが、近い将来ますます高度になったロボットが人間に協力するのをやめて、現場の作業員たちに取って代わり始める日が訪れることは想像に難くない。その結果、取って代わられた人がよりクリエイティヴな仕事に移っていくのか、あるいはロボットの監視係に落ち着くのかは、その仕事によって異なるだろう。

家庭用ロボットにも進化が波及する

ロボット・ルネサンスの火蓋を切ったいくつかの要因をここでまとめてみよう。1つ目は、無秩序な状況でのロボットの移動を可能にするセンサーが、驚くほど強力になったのと同時に非常に安価になったことだ。

2つ目は、人工知能(AI)が大きく改良されたこと。そして3つ目は、利益が出ること、しかも莫大な儲けになることだ。オンラインショッピングはひたすら成長し続けており、2020年までに米国だけで年間6,000億ドルに達するとみられている。

とはいえ、オンラインショッピングの企業がこの恩恵を独り占めするわけではない。受注処理用に開発された技術が、実世界にあふれ出すことを期待しよう。そうなれば、家庭を侵略し始めたコンパニオンロボットが、家の中をますますうまく移動できるようになり、倉庫の仲間たちを見習うようになるだろう。

こうしたロボットは、Embodied IntelligenceやKindredといった企業のおかげでさらに賢く使いやすくなり、専門知識のない人たちでも教育できるようになるはずだ。そして、ロボットにさまざまな物体を認識させ、つかませて処理させるという、ロボット工学のとらえどころのない夢は、きっと実現する。この技術でオンラインショッピング業界の誰かが大儲けできるからだ。

だから思い切って、「今すぐ購入」ボタンを押すといい。ロボット(と資本家)から感謝されるはずだ。

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