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その自動運転バスの公道走行は、「衝突事故」から始まった 「人間」が絡む課題の数々が浮き彫りに

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その自動運転バスの公道走行は、「衝突事故」から始まった 「人間」が絡む課題の数々が浮き彫りに

さらに、フランスのイージーマイル(EasyMile)は、17年8月にテキサス州アーリントンの公園地区の道路で、可愛い昆虫のような独自の自動運転シャトルバスを披露した。

各社ともこのような動きを、慎重な一般市民に自律走行車への関心をもってもらう絶好の機会だと話している。走行速度は遅く(ラスヴェガスの場合で時速約24km)、サイズの小さい乗用車よりも安全で安定して感じられる(さらに、ラスヴェガスのシャトルバスでは、乗客全員がシートベルトをする必要がある)。

地元の自治体がかかわっていることも多い。自律走行車を路上で走らせることによってメディアの関心を集め、最先端のイメージを得ようとしている。

これらの実験は大量のデータも生み出す。ケオリスによると、同社とナヴィヤは2週間ごとに車両から動画とセンサー情報をダウンロードして分析し、運転操作を改善する方法を探っている。

VIDEO VOURTESY OF CITY OF ARLINGTON, TX

自動運転バスは郊外で活躍する

シャトルバスは、大量輸送を可能にするツールとして、さらに大きな潜在力をもっている。大学構内や、退職者のコミュニティで利用できるだけでなく、郊外での公共交通を補うわけだ。

ケオリス北米部門のモビリティソリューション担当副社長のモーリス・ベルは、「このサイズのものに着目すると、かなり実用性があります」と述べる。「ほとんどの交通当局が、ファーストワンマイル/ラストワンマイル問題を解決する機会を探しています」。ファーストワンマイル/ラストワンマイルとは、各地の交通ハブと人々の最終目的地との間の距離を結ぶ手段のことだ。

小型の無人走行車であれば、人口が比較的が少ない場所を縫うようにして、乗客を交通機関に直接運ぶことがさらに容易になる。標準的な乗用車やタクシーよりも多くの乗客を乗せることもできる。つまり、このようなシャトルバスは、郊外地域での大量輸送の救世主となる可能性があるのだ。

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