産経ニュース

電気自動車は本当に「クリーン」なのか--EV普及の前に考えるべき「4つの問い」

WIRED WIRED

記事詳細

更新


電気自動車は本当に「クリーン」なのか--EV普及の前に考えるべき「4つの問い」

地域によって発電方法が違うということは、場合によってはEVは普通のクルマより環境に悪いかもしれないことを意味する。もし所有者が石炭火力発電を行っている州(カンザスのことだ)に住んでいるとしたら、環境への優しさはリッター15kmのガソリン車と同程度になる。発電のほとんどが化石燃料を使って行われているインドでは、リッター11kmのクルマと同じくらいになる。

4. バッテリーは何から出来ているのだろう?

仮に地球全体の電力すべてが再生可能エネルギーにシフトしたとしても、バッテリー生産にはコバルトやリチウムといった天然資源の採掘が必要になる。そして、それは持続可能性や責任の問題につながってくる。

例えば、世界中で使われているコバルト(リチウムイオン電池の大事な材料だ)の60パーセントは、コンゴ民主共和国で採掘されている。そしてこの国では人権侵害がはびこっているのだ

研究者たちは、問題ある材料をあまり使わなくて済む新しいバッテリーの開発を目指している。そしてガソリン車廃止を宣言している国は、再生可能エネルギーへの移行とともにこういった問題にも取り組むことが理想になる。

結局のところ、上から下までクリーンなシステムを構築しない限り、われわれは地球温暖化に負けるのだ。

このニュースの写真

  • 電気自動車は本当に「クリーン」なのか--EV普及の前に考えるべき「4つの問い」