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「404」は部屋番号だった? 「Not Found」エラーにまつわる噂の真偽を、「生みの親」に聞いてみた

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「404」は部屋番号だった? 「Not Found」エラーにまつわる噂の真偽を、「生みの親」に聞いてみた

404エラーがこれほどまでに人々を魅了した理由について思い当たる節はあるかと尋ねると、カイリューは次のように答えた。「まったく見当もつかないね。というより、正直なところ興味がないんだ。404を返すページにあのような創造性を発揮するのは、まったくの無駄だろう」

さらに、こう続けた。「神話が生まれた理由はおそらく、(ページが見つからないという)不合理があり、そこには何の科学的根拠(エヴィデンス)もなく、人間が現実よりつくり話を好む生き物だからじゃないかな。(中略)こうした人間の特性はかつて比較的、無害なものだった。個人の影響力が小さく、情報の拡散スピードが遅かったからね。でもいまはインターネットの発達で、危険な力をもつものになってしまった」

企業や政治家が404エラーを自虐ネタに使う理由

カイリューは例として、ドナルド・トランプ米大統領の当選、EUの停滞、銃という暴力に対するふがいない政治的対応、婉曲表現(「気候変動」など)のまん延などを挙げた。あるいは404エラーにまつわる伝説は、人間らしさがちょっと暴走した結果なのかもしれない。インターネットは人間がつくったものであり、人間、とりわけ“ネット民”はしばしば退屈していると理解するのが正しいのかもしれない。

何が魅力であるにせよ、404エラーはネット文化のメインストリームにしっかりと定着している。2016年の米大統領選においても、民主党候補だったヒラリー・クリントンが選挙キャンペーンサイトに404エラーを活用した「ネタページ」をつくり、話題になった

クリントンは選挙活動中、庶民派をアピールするために地下鉄に乗ろうとしたものの、メトロカードをうまく通せずに「パフォーマンスだ」と批判される一幕があった。これを自虐ネタとして逆手に取り、改札の通過に失敗する自身の画像の下に「どこに行きたいの? このページじゃないわよね。でも、せっかく来たならボランティアスタッフに登録したらどう?」と陣営への協力を促すメッセージを掲げた。

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