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止まらない「クリプトジャッキング」 暗号通貨の採掘がもたらす「狂騒曲」の行く末

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止まらない「クリプトジャッキング」 暗号通貨の採掘がもたらす「狂騒曲」の行く末

 きちんとした目的があろうが単なる詐欺だろうが、こうしたマイニング技術が複雑化するにつれ、ネットユーザーにとってブラウジング体験が変貌していく可能性がある。モバイルセキュリティのWanderaによると、昨年10月から11月の1カ月だけで、最低でも1回はクリプトジャッキングに遭遇したモバイルデヴァイスの数は287%増加した。

 Wanderaのダン・カッドフォードは、クリプトジャッキングによって、ウェブブラウジングをしたり情報・サーヴィスにアクセスしたりする際には、デヴァイスの処理能力がこれまで以上に重要となる可能性があると説明する。「わたし個人としては、クリプトジャッキングを合法に使用するというアイデアは気に入っています。しかし将来的には、こうしたパズルを素早く解ける者がより早くアクセスを得られるという状況になるかもしれません。CPUの処理能力が高いほど、みんなより早くサイト内の行きたいページに進むことができる。デヴァイスの性能によって扱いが違ってくるということは起こり得ます」

 プルーフ・オブ・ワークスのように、クリプトジャッキングにまつわる汚名を返上し、この技術を合法なものにするアプローチは存在する。しかし現状のようないかがわしい使われ方では、ブラウザー内マイニングによって、ネットでの優先順位を得るために対価を支払う必要が出てくるかもしれないことが懸念される。オンラインサーヴィスの利用では、より高い処理能力を提供できる者が優先権を得るのだ。

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