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GMの自律走行車は、あまりにも「用心深すぎる」かもしれない:試乗体験レポート

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GMの自律走行車は、あまりにも「用心深すぎる」かもしれない:試乗体験レポート

 クルーズは自律走行車の走行距離を公表していないが、現時点でサンフランシスコでは100台が走行しており、テストは24時間体制で行われている。ただし、21件中13件は自律走行車が追突された事故だ。もし人間の運転手が安全第一の自律走行車ににぴったり付いていたり、テキストメッセージを打っていたり、上の空だったりしたら、用心深い自律走行車の急ブレーキに気づかない可能性がある。

 クルーズの担当者たちいわく、テスト中の自律走行車が近くにいるとき、人間の運転手は通常通りに本来とるべき行動をとるべきだという。つまり、注意をおこたらないということだ。

 しかし、人間は不完全で、決して我慢強くない。もし自律走行車が近くにいたら、普段よりうまく運転する必要があるかもしれないとしても、それは求めすぎというものだろう。

 もっと可能性が高いのは、自律走行車が人間かどうかにかかわらず、すべての運転手にとっての理想形になるという筋書きだ。近い将来、自律走行車に乗っていると、仮免許を発行された責任ある10代ではなく、熟練した大人の運転のように感じるようになるかもしれない。

現時点ではまだ10代の運転のようだが、それでも十分よくやっている。試乗中のチンチラはときに、まるで十分に休息したタクシー運転手のように、ごみ収集車や環状交差点、クルマの多い危険な左折を手際よく辛抱強くクリアしてみせた。

 フォクトCEOは、「自動運転は今世紀最大と言わないまでも、この10年間で最も困難な工学的課題です」と語った。もしサンフランシスコの静かな地区を走行した今回の試乗が何かを物語っているとしたら、おそらく彼の言う通りだろう。

 そしてGMは、自らはるかに困難な課題に挑戦しようとしている。GMは10月、マンハッタンのダウンタウンで自律走行車のテストを開始すると発表した[日本語版記事]のだ。そこはまさに、「俺がここを歩いているぞ!」が大合唱されている場所だ。

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