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実現しつつある超高速輸送システム「ハイパーループ」 米国の砂漠のど真ん中、建設現場に初めて潜入

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実現しつつある超高速輸送システム「ハイパーループ」 米国の砂漠のど真ん中、建設現場に初めて潜入

モックは「かなりの大きさの変化が起こるため、設計ではそれも計算に入れなければなりませんでした」と言う。実物はロサンゼルスからサンフランシスコまでの350マイル(約563km)を結ぶことになるため、金属の熱膨張に対応可能なジョイントが必要になる。

昨年の夏からはプロトタイプのポッドを使った試験運転が始まり、これまでにさまざまなスピードであらゆるデータを収集しながら200回以上のテストを実施した。12月には可能な最高速度を調べるために、わずか数秒でポッドの時速を386kmまで加速する実験が行われている。これはハイパーループの新記録だという(もちろん、今後数年でたくさんの新記録が樹立されることになるだろう)。

プロジェクトのシステムエンジニアリング責任者のアニータ・セングプタは、「1種類のポッドで旅客と貨物のどちらにも対応する計画です」と話す。何かあっても生命が失われる危険のない貨物から始めるのが、合理的なやり方だ。

まだまだ課題は山積

ハイパーループ・ワンも、ロサンゼルス港から内陸部の倉庫へのコンテナ輸送などでの試験展開を計画している。これには大気汚染物質を撒き散らす輸送用トラックが、人口の密集する都市部を通過する機会が減るというメリットもある。

イーロン・マスクの夢の実現に向けて、ヴァージン・ハイパーループ・ワンと競う企業はたくさんある。ハイパーループ・ワンの共同創業者で元最高技術責任者のブローガン・バンブローガンが立ち上げた「Arrivo」は、コロラド州デンヴァーで「ハイパーループにインスピレーションを受けたシステム」[日本語版記事]の建設を予定している。

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