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セクハラの隠れ蓑になっていた「強制仲裁」を求める雇用契約 廃止したマイクロソフトに他社は続くのか

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セクハラの隠れ蓑になっていた「強制仲裁」を求める雇用契約 廃止したマイクロソフトに他社は続くのか

 米国の雇用契約の多くに含まれており、セクシャルハラスメント被害を隠してきた批判を受けている強制的仲裁条項。従業員に裁判ではなく民間仲裁人を通じたハラスメントの申し立てを強要するこの条項を、マイクロソフトが撤廃することを発表した。果たしてほかのビッグプレイヤーはこれに続くのか。

PHOTO: STEPHEN BRASHEAR/GETTY IMAGES PHOTO: STEPHEN BRASHEAR/GETTY IMAGES

 マイクロソフトは今後、セクシャルハラスメントの訴えを民間の仲裁を通じて解決することを強制しないという発表を、このほど行った。これは長年の職場での違法行為を隠してきた法的契約が、#MeTooムーヴメントの圧力によって崩れはじめている兆しかもしれない。

 約6,000万人のアメリカ人が、一般的な雇用契約に含まれる強制的仲裁条項の対象になっている。強制的仲裁条項は、セクシャルハラスメントを含むさまざまな申し立てを裁判ではなく、民間仲裁人を通じて行うことを従業員に強制するものだ。そしてこれは被害者がハラスメントをひとりで抱え込んだり、虐待常習犯を守ったり、公の監視の目からセクハラを隠すことにつながりかねない。

 つまりマイクロソフトは、この条項においてセクシャルハラスメントを強制仲裁の対象外にするというわけだ。マイクロソフトいわく、この変更は同社が共和党のリンゼー・グラム上院議員と民主党のカーステン・ギリブランドによって提出された法案を支持する準備のひとつとして行われたという。同法案はハラスメント事件における仲裁の強制を、連邦法のもとで法的強制力のないものにしようというものだ。

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