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性格は暮らしている「地域の気候」に影響される? 北京大学の研究チームが調査結果を発表

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性格は暮らしている「地域の気候」に影響される? 北京大学の研究チームが調査結果を発表

 個人の特徴や人格は気候によって影響される--。そんな研究結果を北京大学の研究チームが発表した。中国とアメリカにおける調査から判明したのだというが、はたしてどこまで本当なのか。

PHOTO: JASON BLACKEYE/UNSPLASH PHOTO: JASON BLACKEYE/UNSPLASH

ステレオタイプは、わたしたちの間で大手を振ってまかり通っている。寒く快適とはいえない気候で生きる人は、性格的に頑固で友好的ではない。イタリアのような温かく居心地のいい土地で生活する人は、その正反対--といった具合だ。

それでは、その背景に真実が存在する可能性はあるだろうか? 北京大学の研究者たちは、そんな疑問をもった。そして彼らは中国とアメリカの人々について研究を行い、暮らしている地域の気温が人々の特徴や性格を決定づけ、その習慣を変化させるという仮説を立てた。

学術誌『Nature Human Behaviour』で発表された[PDFファイル]ばかりの研究によると、人間の人格を形成するのは暑さや寒さというより、むしろ気候帯なのだという。実際に温暖な気候--脳を煮立たせるほど暑くもなく、内臓を凍りつかせるほど寒くもない--では、世界や他者に対するより大きな好奇心を与える。反対に極端な気候は、寒暖どちらの方向においても、社交的になる積極性や意欲を減少させる。

アメリカと中国での調査でわかったこと

気温が住民の生活習慣により大きな影響を及ぼす要因の一つであろうという仮説を検証するために、研究者たちは中国とアメリカで個別に研究を実施した。決して場当たり的な選択ではない。実際、2つの国は面積が非常に大きく、国土にさまざまな気候帯が存在する。それだけでなく、両者が大きく異なっていることで、文化的、経済的要因のように混同をもたらす要因をなくすのだという。

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