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サンフランシスコ市が配達ロボットを規制、そのワケは

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サンフランシスコ市が配達ロボットを規制、そのワケは

万が一のトラブルに備え、現段階ではコントローラーを持った人間がロボットに同伴する[日本語版記事]。ただ、配達ロボットは道路でかなりうまく立ち回ることができるのだ。ロボットが到着したら、客はパスコードを入力して料理を取り出し、ロボットを送り出す。

常に人間のオペレーターがついていると聞くと、配達ロボットはちょっと自律したショッピングカートみたいなものではないかと思うかもしれない。「しかし、それは彼らが目指しているビジネスモデルではないのです」と、規制制定の指揮を執った市監理委員のノーマン・イーは言う。「彼らのビジネスモデルは、できる限り多くの配達ロボットを街に配置し、それらをどこかのオフィスにいる人間が一括管理するというものなのです。そうなると、人とロボットが衝突する可能性が高まります」

 少なくともまともに機能する自律走行車とは違い、配達ロボットは車道ではなく歩道を移動する。そうすることによって、配達ロボットは交差点を除けば車道のカオスに対応しなくて済むのだ。ただし、代わりにごちゃごちゃした歩道のカオスと付き合わなくてはならない。

 人間が都市の歩道を歩くことが、どんなに難しいか想像してみてほしい。それを開発初期段階のテクノロジーが行おうとしているのだ(本件についてのコメントを配達ロボット企業のDispatch、Marble、Starship Technologiesの3社に求めたが回答は得られていない)。

急に増えすぎたロボットと高まる不安

 サンフランシスコ市監理委員会の会議で起きたことは、周りをうろうろするロボットに対してわたしたちが抱える不安の表れだ。この1年で、わたしたちは(一部より安価でよりパワフルなセンサーのおかげで)ロボットが実験室から抜け出して現実世界を動き回る様子を目の当たりにしてきた。彼らはほとんど前触れもなく、急に現れたのだ。

 ロボットたちの突然の登場は、民衆の好奇心と不安の両方を引き出した。ショッピングモールに行けば、滑らかに移動しながら周囲を監視するセキュリティーロボット[日本語版記事]に出会うかもしれない。病院ではロボットナースが動き回っている。空を飛んでいるのは自律飛行するドローンだ。

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