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旧型iPhoneのパフォーマンス低下以外に、アップルができたはずのこと

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旧型iPhoneのパフォーマンス低下以外に、アップルができたはずのこと

「修理の権利」法制化が状況を変えるか?

 残念ながら、アップルはすでにダメージを被っている。しかしアップルがこの先、違う策をとる可能性も低い。

 少なくとも、アップルがギアチェンジして消費者向けのバッテリー交換キットを売り始めることはほぼ間違いなくないだろう。初心者のために説明すると、アップルはiPhoneの外枠に「ペンタローブネジ」という特殊なネジを使っており、これが一般ユーザーが自力でバッテリーを交換するハードルを上げている。

 アップルはまた、米国での「修理の権利」法制化に反対するロビー運動も行っている。「修理の権利」が立法されれば、サードパーティーの修理業者や一般消費者が、壊れたスマホをもっと簡単に修理できる。いままで提出されてきたいくつかの修理の権利法案には通常、メーカーに自社商品の修理マニュアルの公開と修理に必要なツールの販売を求めている。

 ウィーンズは、「修理の権利」法案が通り、製品保証や入手困難なツールなしに消費者がデヴァイスを自ら修理できることを保証されるようになるのが理想だと話す。

 アップルのパフォーマンス抑制策は誤解を生みやすく、問題の最適な解決策からはほど遠い。ただし、リチウムイオンバッテリーはユーザーが知っておくべき問題をたくさんはらんでいるのも事実だ。

 アップルがこの問題に対するスタンスを変えることは考えにくいが、もし自分のiPhoneの動きが過去1年間で遅くなったと感じたとしたら、それが幻想でないことはもうわかるだろう。そしてバッテリーの修理が、iPhoneの速度を再び上げてくれることも。

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