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「自律走行」が描く新しい通学の姿 運転手不足などスクールバスが直面する問題を解決か

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「自律走行」が描く新しい通学の姿 運転手不足などスクールバスが直面する問題を解決か

実際、連邦政府のデータによれば、子どもたちが最も危険にさらされるのは、バスに乗っている間ではなく、バスへの乗り降りのときだ。そのため、小型EVであるハンナは、自宅前で子どもを降ろし、生徒が通りを横断しなくてもいいようにしている。

Teagueのデザイナーによれば、ポッドは小型なので、スクールバスの従来のバス停には停まらない。ハブ・アンド・スポーク式のルート網ではないのだ。小型の車両が増えれば、学校への往復はもっとスピーディーで便利になる(起床時間が遅くてもいいのは言うまでもない)。郊外のように、人口があまり密集していない地域では特にそうだ。

Teagueが描くヴィジョン

Teagueが構想するのは、ハンナが子どもの顔を認識し、本人だけが小型バスに乗車できるようになる未来だ。クラブ活動に夢中な生徒に対しては、「今日は火曜日だから、バスに乗って家へ帰るのではなく、サッカーの練習をしにグラウンドに向かわないと」と注意もできるかもしれない。

さらに、スクールバスはほとんどのマイカーと同じように利用度が低い(通常、1日に2回しか利用されない)という問題に直面している。例えば、日中にはAmazonの荷物を配達するといった利用も考えられるとデザイナーは言う(Teagueによると、送迎の合間にどうやって利益を上げるかまだ思案中らしい)。

こうしたヴィジョンは、自律走行車そのものと同じく将来的には実現していくだろう。ただ、より安全なスクールバスに向けた短期的なソリューションは、「死角の検知」のようなもっと単純な技術だろう。いま多くの新車に搭載されているような衝突警告システムを購入して古い車両に組み込むことは可能だが、スクールバスの場合、対応するスクリーン装置はまだ利用できない。あと数年は利用できそうにない、とアンダースキーは言う。

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