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「自律走行」が描く新しい通学の姿 運転手不足などスクールバスが直面する問題を解決か

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「自律走行」が描く新しい通学の姿 運転手不足などスクールバスが直面する問題を解決か

Teagueのブランド戦略担当主任デヴィン・リデルは、次のように語る。「自律型の世界では最終的に、子どもの移動手段が無人車両全体への信頼の目安になります」

スクールバスは、新しい技術に適応するのが最も遅い車両であることが多い。商業車用自動車部品会社Bendix Commercial Vehicle Systemsでマーケティングと政府関連業務を監督するフレッド・アンダースキーは、次のように述べている。「技術は通常まず乗用車に搭載され、それから約5年後に商用車に導入され始めます。スクールバスでの採用は、さらにその10年後になる傾向があります」。エアディスクブレーキと安定制御技術は、商用トラックでは10年近く前から採用されているが、スクールバスでは数年前にようやく利用できるようになったという。

こうした遅れには、もっともな理由がいくつかある。まず、一般的には学区が資金集めをしなくてはならないため、数年遅れたバスの技術が利用されていることが多い。「すべての新しい技術に法外な費用がかかるわけではありませんが、学区では納税者のお金が使われています。壊れているわけではないのに、なぜ新しい技術にお金を費やすのかが基本的な論点になります」とアンダースキーは語る。

他方で、現在のスクールバスはすでに非常に安全なのだという。独自の車両設計基準(転倒防止、保護シート、高い衝突基準)と、スクールバスの乗客を特別に保護する法律(例えば乗客が乗車中または降車中のスクールバスの追い越しは違法となる)があるからだ。

米国家道路交通安全局(NHTSA)の報告によると、母親や父親と一緒の場合よりも、スクールバスを利用した場合のほうが、子どもが学校に安全にたどりつく可能性は70パーセント高いという。スクールバス内で死亡する米国の学齢児童は、年6人を下回る。

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