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もしかしてエイリアン? 国際宇宙ステーションの外で微生物を発見

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もしかしてエイリアン? 国際宇宙ステーションの外で微生物を発見

似たようなメカニズにも実現可能性

 ばかげた考えに思えるかもしれない。しかし最近、学術誌「Astrobiology」は似たようなメカニズムの実現可能性を証明する論文を掲載した。実際のところ、この研究は反対方向からこの問題に取り組んでいる。つまり、地球から宇宙への微生物の移動だ。しかし、宇宙のほかの場所で同じことが起きる可能性を排除することはない。

 いずれにせよ、微生物が本当にエイリアンである、つまり宇宙の地球以外の場所からやってきていると断言する前に、非常にたくさんの検証が必要だ。そしてありうることとはいえ、可能性はほかのものよりずっと少ないと言える。理由を見ていこう。

 国際宇宙ステーションは惑星表面から330kmから435kmの高度で地球の周りを回っている。たしかに宇宙だが、まだ地球の大気にとどまっている。熱圏と呼ばれる層だ。ここでは極度に希薄ではあるが、まだ空気がある。したがって、なんらかの微生物(例えばクマムシ)が地球から熱圏に運ばれてきて、このような極限状況で生存することができるということはありえる。

 ひょっとしたら、国際宇宙ステーションの表面に付着するかもしれない。他方で、似たようなことはすでに起きた。これも国際宇宙ステーションの外でのことだが、ロシア人たちがプランクトンの痕跡を見つけたときのことだ。

 さらに指摘すべきは、国際宇宙ステーションが無菌ではないということだ。人間や、地球を行き来する物体であふれているので、無菌であることは不可能だ。したがって、ロシア人たちが発見した微生物が実際に他の天体からやってきた生命体で、ステーション内部との混交の結果ではないと証明するのは、実に困難なことになるだろう。

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