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中国、AIチップで「世界トップ」目指す戦略明らかに 動き始めた巨大プロジェクトとは

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中国、AIチップで「世界トップ」目指す戦略明らかに 動き始めた巨大プロジェクトとは

国家の思惑の外で米中企業の連携が進む

ローウェンによると、中国で半導体チップの開発などを手がけるスタートアップ企業は、AI機能を家庭用機器や自動車部品、その他の中国製品に搭載した際に生まれるであろう潜在的な市場の大きさにも着目しているという。「この技術を普及させるカギとなるのはコスト削減です」と、ローウェンは言う。

AIを巡り、太平洋をまたいだ戦いが起きているにもかかわらず、中国企業と米国企業との間に明確な“前線”はない。例えば、中国政府の支援を受けているカンブリコンは、シリコンヴァレーの半導体チップ設計の企業Arterisから設計図のライセンスを受けている。例えば、チップ内部でデータを送る伝送路の根幹にまつわる技術がそうだ。

インテルは自律走行車用のチップを製作するホライズンに対して、1億ドルの投資ラウンドを主導した。自らも同じ市場でビジネスを行っているにもかかわらず、である。また、NVIDIAのジェンスン・フアンCEOは9月、アリババやバイドゥ、中国ネットサービス大手のテンセント(騰訊控股)との新たに取引を開始すると発表した。

「中国のAI技術はしばらくの間、米国のハードウェア上で用いられることになるでしょう。それがいまの現実なのです」と、トリオロは語った。

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