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真空ではないチューブ内を進む“現実的”なハイパーループ その超高速輸送システムの全貌とは

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真空ではないチューブ内を進む“現実的”なハイパーループ その超高速輸送システムの全貌とは

濃厚でとろみのあるスープの中を進むことを想像してほしい。周囲からの圧力を感じるはずだ。真空ではないチューブ内を進むポッドの最高時速は200マイル(約321キロメートル)前後だという。これは超音速とはほど遠い。

しかしArrivoは、10~60マイル(約16~96キロメートル)ほどの短く直線的なルートを走行するシステムを想定しているため、十分な速さといえる。「必ずしも最高速度を出す必要はありません。大切なのは、2つの地点の間をスムーズに移動できることです」とバンブローガンは話す。

「速く遠くへ」より「スムーズに」

このシステムが実現すれば、デンヴァー中心部から空港への移動は35~70分のドライヴではなく、シューッと10分ほどチューブを通るだけになるかもしれない。チューブという特徴すら捨ててしまえば、システムの建設やメンテナンスにかかる費用がより安く済む可能性もある。だが、子どもや障害物の侵入を防ぐために、ポッドと道路には覆いをつくると考えるのが妥当だろう。

デンヴァー東部には、デンヴァー国際空港のそばを有料道路E-470が走っている。ArrivoはこのE-470沿いの試験走行用の道路でテスト走行を始めるようと計画している。

ハイパーループは私道上にも建設され、全方向に車線がつくられることになるだろう。Arrivoではコロラド州オーロラ近くに技術工学センターを建設し、2020年までに200人を新たに雇用するという。州や、パートナー企業である米エンジニアリング大手エイコム、E-470を管理する交通局からの資金提供を受けるほか、自己資本も活用して研究を開始し、4~5年後をメドに商業化を実現したい考えだ。

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