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「もうすぐ地球に落ちてくる」中国の宇宙ステーション 科学者たちが予測した被害状況とは…

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「もうすぐ地球に落ちてくる」中国の宇宙ステーション 科学者たちが予測した被害状況とは…

地球上の残りの4分の1を占める陸地も、人間が住んでいる場所はまばらで一様ではない。研究者たちは、人間が直面するリスクを算出するため、コロンビア大学による世界人口グリッド(Gridded Population of the World、GPW)シリーズのデータなどを使っている。GPWでは、手近な緯度と経度によるグリッドで地球全体を小分けにして、それぞれの人口と人口密度を推定している。

各軌道傾斜の範囲内の平均人口密度を示すグラフ。天宮1号の傾斜である42.8度を赤線で加えた。このグラフによると、天宮1号の軌道下の平均人口密度は、1平方キロメートルあたり25人に満たない。IMAGE COURTESY OF MARK MATNEY/NASA

こうしたグリッドを使うことで、再突入するものが特定の緯度/経度に落下する可能性と、「ぶつかるリスクがある人数」を推定することができる。上のグラフは、NASAの軌道デブリプログラムオフィスの研究者がこの方法で作ったもので、各軌道傾斜の範囲内の平均人口密度がわかる(天宮1号の傾斜である42.8度を赤線で加えた)。

使われているデータセットは、2000年の人口と、2050年の人口予測モデルだ。このグラフによると、天宮1号の軌道下の平均人口密度は、1平方キロメートルあたり25人に満たない。

これは多くはない。それにこれまでの計算はどれも、かなり用心した想定がされている。危険なデブリの閾値が15ジュールだという話を覚えているだろうか。これだけのエネルギーで頭部に垂直に当たると深刻な被害になる恐れがあるが、ほかの部分だったらどうだろうか。おそらくは大丈夫だ。

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