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人工知能を積む「未来のランボルギーニ」は、スポーツ走行の楽しみ方をレッスンしてくれる

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人工知能を積む「未来のランボルギーニ」は、スポーツ走行の楽しみ方をレッスンしてくれる

トヨタは「完全自動運転」に興味なし?

 このアイデアには、まだ現実的な問題が残っている。いつ実現するのか、見た目はどうなるのか、費用はどれくらいになるかといったものだが、先行きは不透明だ。ランボルギーニはまだ偵察のミッションの途上にある。そして、こうしたテクノロジーの進歩に注目している企業はほかにもある。

 スーパーカーの世界におけるライヴァル、マクラーレンも消費者から見たAIや自動運転機能の魅力について、同じように考えている。デザイン部門のディレクター、フランク・ステフェンソンはクルマ専門誌『ブラックバード』の取材に、次のように答えている。「こうした技術を搭載したクルマは基本的に、正しい速度と回転数、ギア、コースで走行するので、ドライヴァーは適切な運転の仕方を学べるでしょう。もしドライヴァーの運転にミスがあれば、クルマが運転に介入することもありえます」

 トヨタ自動車の幹部によれば、完全自動運転のクルマにはほとんど関心がないのだという。どちらかといえば、「ガーディアン・エンジェル(守護天使)」といえるようなテクノロジーを重視している。これは原則として人間が運転を行うが、事故が発生しそうになるとクルマが運転に介入するというものだ。

 また10月初旬には、三菱自動車もこうした動きに関心をもっていることが明らかになった。プレスリリースによると、「MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT」という微妙な名称の新しいクルマは、電気だけで動くわけではない。AIがドライヴァーによりよい運転の仕方を教えるよう設計されており、スキルの評価や改善のためのアドヴァイスを行うという。

 繰り返しになるが、詳細については控えめに言っても五里霧中である。これらのコンセプトはすべて、世界の変化に適合する準備が整っているとアピールしたい自動車メーカーが示したものだ。

 だが、ロボットが必ずしも、われわれから運転席を奪おうとしているとは限らない。ドライヴァーの運転を助け、行き先について賢明なアドヴァイスをくれるかもしれない。アクセルを踏み込め、まだブレーキは踏まない、そのネクタイは緩めて--というふうに。

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