産経ニュース

新しい「3つのiPhone」からどれを選ぶか…究極の選択を心理学的に考察してみた

WIRED WIRED

記事詳細

更新


新しい「3つのiPhone」からどれを選ぶか…究極の選択を心理学的に考察してみた

iPhone 8 と 8 Plusで比べると、8の方が値頃感があるが、8 Plusの方が望ましい。すなわち、高品質・高性能である。カメラが1種類ではなく2種類あり、ポートレートモードが備わり、ディスプレイが大きいのだ。

このラインナップにiPhone Xが加わると、ベーシックレヴェルの8と超高級モデルのXとの間にある8 Plusが、妥協の対象になる。「妥協効果が有効であると考えれば、予想に反することが起きる可能性はあります。つまり、Xを導入することによって、8 Plusの売り上げが増加するという可能性です」と、ニューウェル教授は述べる。

この説明には、大きな注意点が2つある。まずこのモデルでは、品質と価格以外の要素による影響が無視されている。3つ目のヴェクトルとして、iPhone Xの出荷台数が限られているという要素があることは想像に難くない。4つ目のヴェクトルもある。顔認証機能「Face ID」のセキュリティ上の懸念にまつわるものだ。

もうひとつは、このモデルが消費者の関心について、存在するスマートフォンをiPhone 8、8 Plus、Xのみと想定している点だ。熱心なファンは同社の最新製品にしか目を向けないかもしれないが、アップルは8種類のiPhoneを販売しており、さらに色や容量など各種の構成がある。

以上のような考察は、この1カ月におけるiPhone 8と8 Plusの需要が非常に弱かったことの説明にもなりそうだ(ロイター通信の記事によると、米国では直近の数週間で、iPhone 7のほうが後継機種より売れているという)。iPhone Xの供給が不足するのは必至だが、そのときにiPhone 8と8 Plusの売り上げは変わるだろうか。

そのときが来ればわかることだ。それまでは、iPhone 8 Plusの売り上げを注視することにしよう。iPhone Xには及ばないが、手堅い選択だと聞いている。まったくの基本モデルというわけでもなく、価格も高すぎない。ちょうどいいかもしれない。

このニュースの写真

  • 新しい「3つのiPhone」からどれを選ぶか…究極の選択を心理学的に考察してみた