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日産の新しいコンセプトカーは、「歌う」ことで街の景色を変える

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日産の新しいコンセプトカーは、「歌う」ことで街の景色を変える

米政府はこのことを問題視し、NHTSAは2015年に新たに安全基準を発表した。EVが時速19マイル(約30km)未満で走行するときに、人が聞き取れる音を発するよう義務づけたのだ(時速19マイル以上で走行する場合は、タイヤの音やクルマが風を切る音が十分に聞き取れる)。

これにより、自動車メーカーは18年の秋までに、EVにこの機能を搭載し始めなければならない。だが、トランプ政権は規制緩和推進の一環として、この制度の廃止について検討していると報じられている(NHTSAはこれに対して直ちにコメントを出すことはなかった)。

しかし、日産は開発を続けている。11年に発売したEV「日産リーフ」で歩行者向けの警告音機能を初めて搭載し、さらに進化させたのだ。今回発表された「カント」では、音の高さが加速、減速、後退それぞれの状態に合わせて変化するよう、さらに改良されている。

日産の開発担当者は、歩行者への警告はもちろんのこと、「街中の道路の音が豊かになるように」心がけてに設計したと話す。もし街中の道路から80年代ロックのシンセサイザーのような音が自然に聞こえてきたら、この日産のクロスオーバーコンセプトが街にうまく溶け込んだということだろう。

ほかのメーカーも負けてはいない。ゼネラルモーターズ(GM)の「シボレー ボルト」、トヨタ自動車のHV「プリウス」「RAV4」などで、実にさまざまな音が楽しめる。デザインスタジオのustwoは、これまで3種類の自動車接近音のコンセプトを作成[日本語版記事]しており、まるでエレクトロニック・ダンス・ミュージック(EDM)のダンスフロアーさながらだ。

未来のクルマの音は、いまと少し違っているかもしれない。それでも音を奏でていることは間違いないだろう。

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