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日産の新しいコンセプトカーは、「歌う」ことで街の景色を変える

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日産の新しいコンセプトカーは、「歌う」ことで街の景色を変える

 日産自動車が、電気自動車が歩行者などに接近を知らせる新しい音を、東京モーターショーで発表した。イタリア語の「歌う」という意味から「カント」と名付けられたこの接近音から見えてくる、「未来の街」の風景とは。

東京モーターショーで、日産自動車は自動運転技術を搭載した新しい電気自動車(EV)のコンセプトモデル「IMx」を公開した。これはなんと“歌う”のである。まるで力強い弦楽四重奏のアーティストが、音をチューニングしているようだ。

「カント(canto)」(イタリア語で文字通り「歌う」という意味)と名付けられたその音は、歩行者にEVの接近を知らせるものだ。このため、EVが低速で走行しているときに作動する。

EVやハイブリッド車(HV)は加速が鋭く、一般的には内燃機関のエンジンを使うクルマより環境負荷が少ない。そして騒々しい道路に囲まれて暮らすことにうんざりしている人々にとっては、実にありがたい存在となる。甲高くて控えめなモーターの音は、ガソリン車のようにうるさく鳴り響かない。

しかしそれは、一般の歩行者やサイクリスト、特に視覚障害者にとっては厄介なものになる。エンジン音は、クルマが接近中であり、道を渡ってはいけないことを知らせてくれる重要な警告になるからだ。米運輸省道路交通安全局(NHTSA)の調査によると、歩行者が衝突事故に巻き込まれる確率が、HVの場合は従来のクルマに比べて35パーセント高く、自転車に乗った人の場合は57パーセント高くなることがわかっている。

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