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ラスベガスの銃乱射、犯人が違法な「自動小銃」を入手できた理由

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ラスベガスの銃乱射、犯人が違法な「自動小銃」を入手できた理由

「本物」の自動小銃を方法的に所持する方法も

サリヴァンはさらに、自作のものだけでなく、本物の全自動小銃を誰でも合法的に所有できることを指摘する。86年の禁止法以前に製造され、一般市民に所有されている自動小銃が、アメリカ国内には数十万丁は存在している。それらの古い銃は法律の適用を免除されており、それらを買えば完全に合法なマシンガンが手に入るのだ。

だが、その希少価値ゆえ非常に高価なものになっている。実際、サリヴァンはこうした自動小銃を25,000ドル(約282万円)で購入したのだという。「私にとっては、お金にかえられないものです」と彼は言う。「所有できるもののうちで、最高に格好いいものですから」

法律の適用を免除された自動小銃でさえ、ニューヨーク州やカリフォルニア州を含む多くの地域においては、持ち込み禁止である。しかし、ネヴァダ州にはそのような法律はない。さらに重要なことに、ネヴァダ州には1人の個人が所有できる半自動小銃の数、半自動小銃で使用できる弾倉のサイズに関する制限もない、と「銃による暴力防止法律センター」のマクライヴリーは指摘する。

カリフォルニア州やニューヨーク州では、弾倉に込められる弾丸の数を最大10発までに制限している。だが、ラスヴェガスの事件で途切れることなく発砲が続いた時間の長さから判断すると、犯人は50~100発が装填された弾倉を利用していた可能性が高い。そのような半自動小銃を規制していないことが、仮に全自動小銃に改造された場合の危険性をさらに高めるのだ。

「誰も半自動小銃を持ってはならない、と言っているわけではありません。しかし、なぜ10丁も15丁も必要なのでしょうか? そして、なぜ大容量の弾倉が必要なのでしょうか?」と、マクライヴリーは疑問を呈する。「憲法修正第2条によって、銃を保有する権利と市民の安全をうまく両立させることはできます。しかし現状では、人々にやりたいことをやらせるほうにひどく傾いています。そして、わたしたちがその代償を支払っているのです」

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