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核に代わる「人工知能の軍事利用」、米中露3国の開発レースの現状

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核に代わる「人工知能の軍事利用」、米中露3国の開発レースの現状

CNAのベンデットは、ロシアは、シリアとウクライナにおける近年の紛争において、最先端の技術がなくても大きな成果をあげられることを明確に示してきたと述べる。同氏によれば、ロシアのドローンはアメリカのそれよりもはるかに安っぽく、航続距離も短いが、その効果はてきめんだという。

核の「次」はAIだ

CNASのアレンは、ロシアは機械学習やAIを、諜報活動やプロパガンダキャンペーンにおいて、ライヴァルたちよりも積極的に活用する可能性があると指摘する。2016年の米大統領選挙で展開された[PDFファイル]ようなハッキングやソーシャル・メディア・キャンペーンの力を、オートメーションを活用すればさらに高めることが可能だ、と同氏は語る。

プーチン大統領は9月1日の講演で、ロシアがAI分野で進歩することで、世界をもっと安全な場所にできるとほのめかした。「核の相互抑止が安定をもたらす」という主張に賛同しての発言のようだ。

「どこかの国が独占的な地位を獲得するようになる状況は、非常に好ましくありません」とプーチンは述べた。AI軍拡競争は世界最大級の各軍隊に最新技術をもたらすかもしれないが、もしそうなっても、世界の勢力図が大きく塗り変わることはないのかもしれない。

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