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「男の仕事」はロボットに奪われ、「男であること」を時代遅れにする 労働の価値はどう変わる?

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「男の仕事」はロボットに奪われ、「男であること」を時代遅れにする 労働の価値はどう変わる?

男たちの意識も仕事の報酬も改善するか

 人によっては腹の立つ話かもしれないが、これは素晴らしいことでもある。なぜなら、第一歩が踏み出されたからだ。男たちがようやく、仕事は仕事というシンプルな事実を理解しつつあるなかで、社会全体でピンクカラージョブや無報酬労働に対する評価が改善している。

 こうした仕事に携わる男性が増え、彼らが高い賃金を要求するようになれば、報酬も改善するだろう。こうした動きの恩恵は、賃金の公平化にとどまらない。仕事と家庭のどちらかを選択するよう強いられることはなくなるはずだ。また女性の社会参加も進み、才能や専門知識を持った人材が確保され、例えば急成長する幹細胞分野などで活躍する女性も増えるだろう。

 オートメーションが必ずしも「男であること」を時代遅れのしろものになってしまうわけではない。ただしそれは、男たちが意識を変えるなら、という条件付きだ。古ぼけた機械の歯車であることにこだわるのであれば、ロボットに取って代わられるだろう。

 しかし、サービスや尊厳を重視する別の生き方について考える勇気があるなら、そうした新しい生き方が時間的にも所得的にも実現可能になるよう声を上げていく意思があるなら--。オートメーションは人類が、より人間的になることに寄与するだろう。

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