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「男の仕事」はロボットに奪われ、「男であること」を時代遅れにする 労働の価値はどう変わる?

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「男の仕事」はロボットに奪われ、「男であること」を時代遅れにする 労働の価値はどう変わる?

 自由市場の論理に従えば、ある経済分野で雇用が縮小すれば、職を失った人は新たなスキルを身に着けて、生産性のある別の分野に移行するはずだ。工場労働者がベビーシッターに転身するのを想像するかもしれないが、それは少し違う。なぜならこれは「女の仕事」だからだ。これまで主に女性が担ってきた仕事は低賃金で、社会的地位も低い。男は「もっとましな仕事に就くことになっている」のだ。

 男女の賃金格差については散々、議論がなされてきたが、より大きな問題は仕事の内容の格差だ。女性は低賃金でより多くの仕事をするか、下手をすれば無償で働かされている。国連が2016年に発表した報告書によると、女性が従事する無報酬の労働を金銭換算した場合、世界のGDPの40パーセントに達する。

 技術革新はこの不均衡をさらに悪化させるかもしれないが、逆に労働とその対価という双子の課題が一気に解決する可能性もある。これまでもそうだったように、問題なのはテクノロジーではなく社会の態度で、タッチスクリーンを操作すれば処理できるという性質のものではないのだ。

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