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希代の悪役「ジョーカー」 スコセッシ監督の手で新作映画に? いったい誰が演じるのか 「名優たちの演技」を超えられるのか

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希代の悪役「ジョーカー」 スコセッシ監督の手で新作映画に? いったい誰が演じるのか 「名優たちの演技」を超えられるのか

ただし、ひとつだけ問題がある。ジョーカーは何度も繰り返し、あまりにもうまく演じられすぎてきたのである。

1989年のティム・バートンの『バットマン』におけるニコルソンの演技ほど、観るのが楽しい悪役はなかった。緑色のカツラをかぶってフェイス・ペイントを施したニコルソンが、「やあ、ジョニーだよ!」と言う姿は最高だった。ニコルソンの演技があまりに好評で(しかも強烈な印象を残したため)、のちにヒース・レジャーがジョーカーにキャスティングされたときは、大丈夫だろうかと誰もが危ぶんだほどだ。

ところがレジャーは、クリストファー・ノーランの『ダークナイト』でアカデミー賞を受賞した。レジャーの卓越したジョーカーの演技は、コミックを原作とした映画史上、それまでも、それ以降も、ほかの俳優の演技がどれもこれも霞むほどのものだった。

『スーサイド・スクワッド』にレトがキャスティングされたときには、チャンスはほとんど残されていなかった。この役はレト自身にとって、“自殺的”なミッションだったのだ(そうでなければ、共演者のヴィオラ・デイヴィスに死んだ豚を贈るのが名案などと考えるはずがない)。

実際、コミックを原作とした映画の登場人物のなかで、ジョーカーほどファンを納得させるのが難しい役はないかもしれない。ワーナーとDCの名誉のために言えば、ジョーカーのルーツをたどる物語には、気の利いた面白いやり方がたくさんあるだろう。テレビドラマ「GOTHAM/ゴッサム」は若いジョーカーを登場させているが、映画ではかつて一度も10代のジョーカーを想像したことがなかった。期待はもてる。

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