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自作ロボットがわずか15分で金庫を破る 変わりつつある「セキュリティ」の在り方

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自作ロボットがわずか15分で金庫を破る 変わりつつある「セキュリティ」の在り方

自作の金庫破りロボット

 サイドルと同僚のロブ・レイノルズ、ジョエル・バートレットは、合計約200ドルの部品で金庫破りロボットを組み立てた。20ドルの「Arduino」基板、40ドルのモーター、アルミのフレーム。3Dプリンターでつくった、ダイヤルに連結するカップラーなど複数の部品、金庫に固定するための磁石。金庫ハンドルが動いたかどうかを感知するセンサー、ダイヤルが動き「ゼロ」が渡されたことを感知するセンサーなどだ。

 こうして出来上がったロボットは、基本に忠実な、いわゆる「総当たり攻撃」を行う。つまり、考えられる組み合わせを片っ端から試すという戦略だ。サイドルがプレゼントされた金庫は学校のロッカーと同じ仕組みで、ダイヤルを回して3つの数字を選択し、3つの内部ローターを正しい位置に合わせると開くようになっている。ダイヤルの数字は100まであるため、各ローターの位置も100通りある。3つのローターの組み合わせは100万通り(100x100x100)で、1パターン10秒かけるとすべて試すには4カ月近くかかる。

 そこで、サイドルは近道を探してみることにした。最初に発見したのは、多くの金庫がそうであるようにエラーをある程度まで許容していることだ。たとえば、3つの数字のうち1つが12だった場合、前後の11と13も許容される。おかげで、1つずつ試すところが3つずつになり、所要時間が一気に4日強まで短縮された。

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