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中国が「AI超大国」になる動きは、もはや誰にも止められない

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中国が「AI超大国」になる動きは、もはや誰にも止められない

AIは経済と軍事の中心

機械学習の著名な研究者で、最近まで中国の検索エンジン「百度(バイドゥ)」のチーフサイエンティストを務めていたアンドリュー・エン(?恩達)[日本語版記事]はこう語る。「米国は他国のAI研究をスピードダウンさせるより、自国のAI研究を加速させることに集中すべきだと思います」

AIの分野で、中国は決して手を抜いていない。百度やテンセント、その他主要なインターネット企業は、中国国内でも海外でも、優秀な人材を集めてAIや機械学習を研究する大規模チームをつくることに多額の費用を費やしてきた。

中国政府は最新の5カ年計画で、いくつかのイニシアティヴの中心にテクノロジーを据えている。中国政府は百度と提携し、画像認識や音声認識のような分野の進歩を支える技術であるディープラーニングに関して、中国の競争力を維持することを目的とした国立研究所を新設した。また、「Artificial Intelligence 2.0」と呼ばれる計画では数十億ドルという資金を注ぎ込み、商用・軍事用を目的としたAI開発を行う予定だ。

米国政府が2016年10月に出した報告書[PDFファイル]には、ディープラーニングに関する研究論文の発表数に関して、2013年に中国が米国を抜いて世界一となり、その差は広がりつつあると書かれている。

オープンリサーチと矛盾する排他的政策

さらに中国のAI研究者たちは、機械学習の最先端を知るためにシリコンヴァレーに来る必要すらない。

ディープラーニングに関する研究の多くは公開されたかたちで進められている。グーグルやフェイスブックといった企業が、最新のアイデアを詳細に記した論文を数多く公開しているだけでなく、実際にそうしたアイデアを利用したソフトウェア[日本語版記事]やハードウェアもオープンソース化している。

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