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通信システムは? 放射線は? 「火星移住計画」はどれくらい現実的か 専門家が検証してみた

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通信システムは? 放射線は? 「火星移住計画」はどれくらい現実的か 専門家が検証してみた

2. 離着陸技術

エネルギーも、火星では問題とならないだろう。この惑星上に小型原子力発電所を建設したり、ソーラーパネルにより太陽エネルギーを集めることは可能だ。

だが、もっと難しい問題があるとフラミーニは言う。「まず、帰還の問題があります。完全に自動で宇宙船を火星から離陸させることを、人類はまだ試したことがありません。またわたしたちは、火星着陸の技術を改良しなくてはなりません。火星の薄い大気は、安全な着陸を困難にします」

要するに、人類を送る前に、まずは火星への無人の往復ミッションを完全に成功させなければならないということだ。

3. 通信システム

地球との通信システムも重要だ。「火星では、地球と通信する際に約20分の無線の遅延があります。そして太陽が火星と地球の間に位置するときは、あらゆる通信が不可能になります」と、フラミーニは言う。「人間を派遣する前に、信頼できる通信システムをつくることが肝心です」

4. 放射線

さらに放射線の問題がある。「現在の課題は、人体に害を与える放射線を防御する方法を見つけることです。火星には放射線を防御できる磁場がありません。住人たちを守る、局所的な防壁を開発することが必要でしょう」

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