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ヒントは「蚊」 生物工学から生まれた「吸血ブレスレット」のプロトタイプ発表

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ヒントは「蚊」 生物工学から生まれた「吸血ブレスレット」のプロトタイプ発表

 カナダの研究者チームは、身につけた者が痛みを感じない「自動採血デヴァイス」のプロトタイプを発表した。そのヒントは、人間の厄介な大敵、「蚊」の口吻にあった。

PHOTOGRAPH BY GANG WANG

地球上でもっとも優れた吸血生物といえば、およそ1億7,000万年前から生息し続け、その鋭利な鋸歯で切り開いた傷口から毛細血管をピンポイントで探り当てる昆虫、蚊である。直径80マイクロメートルと、人間の毛髪より細い針により皮膚との接触面積と摩擦を最小限に抑えることで、獲物の痛覚を刺激することなく血液を吸える。

こうした蚊の吸血メカニズムは近年、痛みを感じさせない注射針のヒントとして、生物工学の分野で注目されてきた。それをさらに応用したのが、定期的に装着者の血液を無痛で採取し、血糖値データをスマートフォンなどの外部装置に自動転送できる医療用の「吸血デヴァイス」だ。

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