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北極の「世界種子貯蔵庫」、温暖化で永久凍土が溶けて緊急対策

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北極の「世界種子貯蔵庫」、温暖化で永久凍土が溶けて緊急対策

 北極のスヴァールバル諸島には、全世界の農作物種を冷凍保存するための「世界種子貯蔵庫」が設置されている。ところが、最近の急激な気温上昇で永久凍土が溶け始めて水が流れ込み、対策に追われている。

PHOTOGRAPH COURTESY OF MARI TEFRE/SVALBARD GLOBALE FROE?HVELV/FLICKR

北極のスヴァールバル諸島には、まるでSF小説の舞台のような貯蔵庫がある。2008年に完成した「スヴァールバル世界種子貯蔵庫[日本語版記事]」だ。農作物種の種子を保護するための隔離された保管庫であり、300万種以上を保存できる規模をもつ。現在は88万種以上もの種子サンプルを貯蔵している。

この貯蔵庫は、山肌をくり抜いて永久凍土の下に設置された巨大な冷凍室からなる。周囲を岩盤に守られており、室温はマイナス18~20℃に保たれている。万が一、冷却装置が故障した場合にも永久凍土層によってマイナス4℃を維持できる設計[日本語版記事]だった。

ところが、『ガーディアン』紙の記事によると、最近になって嬉しくないサプライズに見舞われているという。温暖化の結果、永久凍土が溶けているのだ。

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