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土星探査機「カッシーニ」は22回もの輪くぐりを目指す 超精密な飛行を支えるエンジニアたちの苦闘

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土星探査機「カッシーニ」は22回もの輪くぐりを目指す 超精密な飛行を支えるエンジニアたちの苦闘

 9月の「グランドフィナーレ」までに、計22回も土星の輪くぐりを行う計画の探査機カッシーニ。その成功のために、エンジニアたちは何週間も前から細かな微調整を繰り返している。その苦闘に迫った。

2017年4月27日、初めての土星の輪くぐりを成功させた土星探査機「カッシーニ」。計画されている22回のうち最初の輪くぐりは、いささかアクロバティックなものだった。

カッシーニは土星の衛星であるタイタンの重力を利用して、スイングバイを行う。すなわち、貴重な推進燃料を消費する代わりにタイタンの軌道へと突入し、その重力を利用してそこから飛び出すのである。

「過去にわれわれが行ってきたスイングバイは、どれも決して完璧なものではありません。すべてを完璧にモデリングすることができないからです」と、NASAのジェット推進研究所所属でカッシーニのミッション設計エンジニアであるソニア・ヘルテンデスは言う。「4月に実施したスイングバイの2日後、わたしたちはカッシーニを再び軌道に乗せるために調整を行いました。とても細かな調整です」

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