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無酸素で18分も生きる驚異の「ハダカデバネズミ」…そのメカニズムが心筋梗塞の治療に役立つ可能性

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無酸素で18分も生きる驚異の「ハダカデバネズミ」…そのメカニズムが心筋梗塞の治療に役立つ可能性

 アフリカの地下に生息するハダカデバネズミ。がんや老化に耐性をもつこの生物は、18分間もの無酸素状態で生き延びられることが研究からわかった。そのメカニズムを人間に応用することで、発作や心筋梗塞の治療にも役立てることができるかもしれない。

ハダカデバネズミ

ハダカデバネズミ。PHOTO: Science Photo Library / AFLO

がんになることがなく、痛みや老化に耐性をもつ--。これが、ハダカデバネズミ(Heterocephalus glaber)の“超能力”だ。ハダカデバネズミは、腫瘍に対する耐性や寿命の研究といった医学実験に用いられる、驚くべき動物のひとつである。

このうらやむべき能力の長いリストにいま、新しい能力が加わる。『Science』で発表されたある研究で、このアフリカの齧歯類が18分呼吸することなしに生存できることが明らかになった。彼らは使う“燃料”を細胞レヴェルで変更することで、これを可能にしている。グルコース(ブドウ糖)ではなく、ずっと少ない酸素でエネルギーに変換できるフルクトース(果糖)を用いるのだ。

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