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人類がこの世に生み出したモノの総量は「30兆トン」

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人類がこの世に生み出したモノの総量は「30兆トン」

 人類がこの世に生み出してきたあらゆる人工物の質量は30兆トンに上るという地質学者の分析が発表された。携帯電話は「化石化する可能性」が高いとも指摘されている。

ベルリンのある地点で、1950年から1972年の間に積み上げられた「戦争の瓦礫」。コンクリートやレンガ、化学物質などから構成されている。Image:Leinfelder and Scheffold

地球上のあらゆる人工物質を科学的に分析した結果、その総質量は30兆トンになることがわかった。地球表面の1平方メートルあたり50kgを超える重さになる。

 「The Anthropocene Review」に掲載された論文では、英国レスター大学の教授(地質学及び古生物学)、ヤン・ザラシーヴィッチらのチームが、この数字に至った経緯を説明している。

 ザラシーヴィッチは、「新人世(Anthropocene)」の研究で有名だ。新人世とは、人類が地球に及ぼした影響は、地質学的にもそれ以前の時代(完新世)と線引きできるという考え方で、特に20世紀に始まったプラスティックや、核実験によって生成される放射性同位元素のような人工物質を特徴とする地質時代だ。

 この論文では、「テクノスフィア」(技術圏)が、建築物や農場などがある地殻の表面だけでなく、パイプラインや採掘坑のある地下の世界まで広がっている様子が述べられている。テクノスフィアには、海中のゴミのほか、人類が大気中につくり出した1兆トンにのぼる二酸化炭素や、軌道上の宇宙ゴミも含まれる。さらに、携帯電話は「化石化する可能性」が高いとも指摘されている。

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