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「シカ食い寄生虫」、40年ぶりにフロリダに発生

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「シカ食い寄生虫」、40年ぶりにフロリダに発生

 小さな傷口から入り込み、生体組織を食い荒らす「新世界ラセンウジバエ」。1970年代に根絶されたこの寄生虫が、フロリダ州で再び見つかった。絶滅危惧種のシカや家畜に被害が出ている。

肉食で、死を招くこともある寄生虫が、フロリダ州南部で再び広がっている。多くの動物が被害を受けており、地元では畜産業の非常事態宣言が出されている。

新世界ラセンウジバエ」(New World screwworm)の幼虫は、むき出しの傷口に群がり、生体組織を食い荒らす。

「ラセンウジ」という名前は、幼虫の身体にネジ山のような突起があることから来ている。孵化した幼虫は、傷口の穴に頭から入り込み、ネジが食い込んでいくかのように生体組織を食い荒らしていく(壊死した組織しか食べない)。

成虫のメスは、むき出しになった(動物の)傷口の端に卵を産み付けるが、その傷は、ダニに噛まれた跡から、家畜の去勢手術によるものに至るまでさまざまだ。

新世界ラセンウジバエが米国で最後に確認されたのは1970年代。それまでの半世紀にわたり、米国南東部と中米では、被害を根絶するための懸命の努力が続けられた。

しかし、2016年に入り、フロリダキーズ(フロリダ州の列島)の州当局者は、北米最小のオジロジカで、絶滅危惧種に指定されている「キーディア」に、奇妙な傷を見かけるようになった。7月以来、キーディアの個体数の約15パーセントに上る132頭がこのウジの寄生によって死亡しており、この地域のほかの動物たち(主にペット)にも寄生が広がっていることがわかった。

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