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バルト海に発見された、水没した9,000年前の集落

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バルト海に発見された、水没した9,000年前の集落

 スウェーデン、バルト海沿岸で発見された中石器時代の遺跡。ルンド大学の研究チームは、詳細な年代を特定するべく放射性炭素による年代測定と海底の掘削調査を進めている。

ルンド大学が公開した動画では、彼らが探索した海底での様子が映し出されている。

スウェーデン・ルンド大学の研究チームによって、スウェーデン南東のバルト海沿岸に沈む中石器時代の居住地跡が発見された。

発見された遺跡は非常に保存状態がよく、エルクの角でつくられた9,000年前のものとみられる碑文入りのつるはしなどの生活用品が見つかった。碑文の意味は今後解明していくとのことだ。また、魚をまとめて捕獲するのに使う、ハシバミの棒を編んでつくった漁業用のトラップも発見されている。当時入り江で暮らしていた人々が半定住生活をしていたことがうかがえる。

今回の遺跡の発見は、考古学のみならず地質学においても重要だ。その集落に人々が暮らしていたころは最後の氷河期のあとで、現在よりも海面が低かった。その後、海面の水位が上がることで水没したとみられている。

ルンド大学の博士課程で第四紀の地質学を研究するアントン・ハンソンは、『Sci-News』において、次のようにコメントしている。

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