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BMWのエンジニアが生んだパラリンピック“最速”の車椅子

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BMWのエンジニアが生んだパラリンピック“最速”の車椅子

 リオデジャネイロ・パラリンピックの車椅子競技で、多くのメダルを獲得した米国。その背景には、BMWのエンジニアたちがサイエンスにもとづいてデザインした車椅子の存在があった。

タチアナ・マクファデン選手、女子5,000m決勝にて。9月15日開催。PHOTO: REUTERS / AFLO

2016年パラリンピックで次々に勝利を手にした米国のタチアナ・マクファデン選手が使った車椅子は、競技場で見られるほかの車椅子とよく似ているものの、微細だが重要ないくつかの点で異なっている。なかでも無視できないのは、設計したのがBMW(BMW Designworks)のエンジニアたちだということだ。

先天性の二分脊椎症によって下半身不随となったマクファデン選手は、リオデジャネイロ・パラリンピックで3つの金メダルを獲得し、女子のT54クラス5,000mレースで11分54.07秒のパラリンピック記録を打ち立てた。

マクファデン選手が使用したスマートな競技用車椅子は、ほかのすべての競技用車椅子と同様に、高速時の安定を保つために内側に傾斜した後輪と前方に長く伸びた前輪を備えた車体の低い三輪車だ。

カーボンファイバー製のフレームは、アルミニウムに比べて剛性が非常に高い(したがって効率も高くなる)。シャシーにも空気力学特性を向上させるいくつかの細かい工夫が施されている。さらに、操縦席からステアリングアーム、手にはめる手袋に至るまでのあらゆるものが、マクファデン選手の体形や座り方にもとづいて設計されている。

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