産経WEST

【関西の議論】大鳴門橋にサイクリングロード構想、渦潮一またぎの絶景…瀬戸内海1周ルート実現なるか

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【関西の議論】
大鳴門橋にサイクリングロード構想、渦潮一またぎの絶景…瀬戸内海1周ルート実現なるか

兵庫県がサイクリングロード敷設の可能性を検証する大鳴門橋。実現すればさらなる観光振興が期待される=南あわじ市福良丙 兵庫県がサイクリングロード敷設の可能性を検証する大鳴門橋。実現すればさらなる観光振興が期待される=南あわじ市福良丙

 そこで兵庫県が淡路島と徳島県鳴門市を結ぶ大鳴門橋に注目し、徳島県と共同でサイクリングロードを敷設できるか検証に乗り出すことになった。同橋はもともと上下2層に分かれ、下部に鉄道を敷設できる構造になっている。現在まで鉄道を通す計画はなく、骨組みのまま作業用通路となっている下部をサイクリングロードとして活用しようというのだ。

 「さまざまな課題を検証しなければならないが、まず『できるかどうか』を探りたい。もし可能ならば、サイクリストの期待に大きく貢献できるのでは」と県の担当者は話す。

 鳴門海峡では、干満の差から大きいもので直径約30メートルという世界最大規模の渦潮が発生する。地元土産店は「渦潮を眼下にサイクリングできる場所は国内外でも珍しいはず。観光客増加が見込める」と期待する。

 構想を進めるにあたっては安全面の検討が欠かせない。通路をアスファルトなどで舗装してしまうと風の流れが変わり、橋の挙動に影響が出る恐れがあるという。

 大規模構造物だけに慎重を期す必要があり、県は第一段階として、模型やパソコン上のシミュレーションで影響を検証するという。検証技術の進化もあり、担当者は「かなり現実的なデータが得られるのでは」と期待する。

 大鳴門橋のサイクリングロード敷設を前に、地元自治体では一足早く海峡を越えた交流が進んでいる。

 淡路島南部の南あわじ市は昨年10月から、自転車をトラックに積んで大鳴門橋を双方向から運ぶサービスを始めた。淡路島と四国を自転車で周遊してもらい観光振興や交流人口の増加につなげたい考えだ。

続きを読む

このニュースの写真

  • 大鳴門橋にサイクリングロード構想、渦潮一またぎの絶景…瀬戸内海1周ルート実現なるか
  • 大鳴門橋にサイクリングロード構想、渦潮一またぎの絶景…瀬戸内海1周ルート実現なるか
  • 大鳴門橋にサイクリングロード構想、渦潮一またぎの絶景…瀬戸内海1周ルート実現なるか

「産経WEST」のランキング