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【関西の議論】町民あ然、全面禁煙の施設屋上で職員らこっそり喫煙…奈良・王寺町、「抜け道利用」に批判

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【関西の議論】
町民あ然、全面禁煙の施設屋上で職員らこっそり喫煙…奈良・王寺町、「抜け道利用」に批判

全面禁煙のやわらぎ会館の屋上にある喫煙スペース。隣の町庁舎の職員らが頻繁に利用していた=奈良県王寺町 全面禁煙のやわらぎ会館の屋上にある喫煙スペース。隣の町庁舎の職員らが頻繁に利用していた=奈良県王寺町

 また、他人のたばこの煙を吸い込む受動喫煙の影響も大きい。喫煙者が直接吸い込む「主流煙」よりも、火のついた先から立ち上る「副流煙」の方が、ニコチンやタール、一酸化炭素は2・8~4・7倍多く含まれる。副流煙を吸い込んでしまうと、がんや脳卒中、心筋梗塞、呼吸器疾患などのさまざまな病気のリスクが増し、身体に悪影響を及ぼすことが分かっている。

 厚生労働省の推計によると、国内では毎年12~13万人が喫煙に起因する病気で亡くなり、受動喫煙による肺がんと虚血性心疾患でさらに約6800人が死亡しているという。同省は「『望まない受動喫煙』対策」として、行政機関の敷地内は禁煙とするよう促している。

王寺町の対策は「まやかし」と専門家

 医師や教育関係者らでつくるNPO法人「日本タバコフリー学会」(薗潤代表理事)は、受動喫煙だけでなく、他の場所で喫煙してきた人が吐き出す息や体に付着した有害物質を第三者が吸い込む「サードハンドスモーク(3次喫煙)」にも警鐘を鳴らしている。

 サードハンドスモークとは、カラオケボックスや新幹線の喫煙車両などで、たばこに含まれている成分が壁紙や布、家具などにしみ込んでしまい、残留たばこ成分によって健康被害を受けることを指す。

 同会によると、残留したたばこ成分だけでも、健康被害を引き起こす可能性があるといい、特に妊婦や子供が吸い込むと、子供の肺の発達に悪影響を及ぼすことが判明しているという。同会の薗はじめ理事は「分煙しているからといって、たばこの影響がないとはいえない。公衆衛生上の喫緊の課題だと考えている」と力説する。

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